メッセージ

「緑の回廊コスタリカ」より*
‘between two oceans, between two continents’

今、僕はコスタリカで数ある自然の驚異や不思議について調べています。神が創造し、維持し続けているこの自然の素晴らしさを発見、研究、そして理解することは真の楽しみです。僕は昆虫の生態学を中心に、数々のプロジェクトに力を注いでいます。その主な内容は、昆虫を野外で探し、写真を撮って、採集、飼育してデータをまとめて発表すること。これは僕の趣味の一つです。

昆虫のほとんどは小さく、私たちの慌しい生活の中で、その小さな世界は見落としがち。。。 全ての生き物たち、たとえそれが人間にとっては些細なものさえ、存在自体に役割と意味を持ち、私たちが地球上に住む限り、それは私たちが存在していることの一部。

私たち人間は観たり、感じたりと言った感覚で理解できるものだけを楽しんだり、大切にしがちです。これらの写真を通じて、今までご存知出なかった、新しい世界を見て頂き、私たちにとってより大きな世界になればいいなぁと願うと共に、皆さんに自然保護の大切さ、失いつつある自然を取り戻すことに少しでも良い刺激になればと思います。

最後に、コスタリカには四季はなく、雨季と乾季だけがあります。だから多くの野生生物は一年中フル回転で活動をしています。一度コスタリカに来てこのすばらしい自然の中に飛び込んでみてはいかかがでしょうか。

西田 賢司

2004年5月23日 サンホセ、コスタリカ



2010年、季節のあいさつ

*写真展、緑の回廊コスタリカ - 西田賢司の昆虫の世界 -
2004年6月2日から7月12日、アクアマリンふくしまにて開催